【症例】20代女性 全頭性脱毛症とアトピー性皮膚炎/通院中

全頭性脱毛症とアトピー性皮膚炎/通院中

発症から来院までの経緯

20代女性が全頭性脱毛症とアトピー性皮膚炎で来院されました。

脱毛症の症状として、6年前に発症した際に皮膚科を受診、DPCD療法を2年間続け改善が見られたが、その後再発、SADB療法に変更したものの、改善と再発が繰り返されて現在に至っています。(皮膚科には通院中)

アトピー性皮膚炎は、うまれてすぐ顔全体に湿疹が出たものの1年以内に治りました。ただ、手足やひじ、膝の裏に湿疹、かゆみは現在まで続いている状態です。皮膚科に受診しており、非常に強力なステロイドであるヒズボードという塗り薬、抗アレルギー剤であるクラリチンという飲み薬を処方されています。

来院時の脱毛症の症状は、頭頂部、後頭部、左右側頭部と広範囲にわたっていました。ただ、体毛は薄いものの、脱毛には至っていません。シャンプーは普通のものを使用しており、1日1回、毎日していました。

生活習慣など

ここ3年ほど、1日10本程度の喫煙、飲酒はありません。

当院での治療の経緯

アトピーの症状に対し 本人は大部治ったと思って、悩んでいるのは脱毛症だけ。 実際は皮膚科で円型脱毛症の対症療法として強力なステロイドを毎日数回塗布しています、アトピーの症状も同時に抑制されただけであり、本当は アトピーは良くなていないです。当然 アトピーも円型脱毛症もステロイド離脱症状を乗り越えなければ治れない。

本人と家族は当院の初診時 の3時間の詳細な説明で病因やくすりの長短処や正しい皮膚ケアの知識やはり治療の効果について納得していただいて、治療を開始した。

当院の患者は円型脱毛症よりもの改善アトピーの症状が速いです。

初診から指導した正しい皮膚ケアの知識で身体の清潔を保ち、脱保湿 脱ステロイドを決心して、2カ月位でステロイド離脱症状のビックを越えた、顔 頸 腹背部 手の甲等の黄い汁は90%が止まり 耐えない痒みの場所も減り しかも1~2時間の熟睡が出来た。4カ月位で痒みで目覚める事がなくなる、黄い汁と顔の赤みが消え 無意識に皮膚を掻いてっても傷が出来にくく治りが速い等アトピーの症状がかなり良くなった。12カ月位 冬 指が数か所のひび割れ以外皮膚はいい状態を保ってます。引っ越しの準備の為に指の摩擦が原因と考えられる。

今はアトピーの症状は殆どありません、円型脱毛症の治療に専念できた。

円型脱毛症は

1カ月位 つるつるの頭皮の一部はザラザラに変化した。

2カ月位 後頭部 右側頭部に黒い産毛の発毛が認めた。

5カ月位 頭部の發毛部位が増え、眉毛、腋毛、鼻毛の発毛が認めた。

12カ月位 冬は春の引っ越しの準備の為 体調が悪くして、一部脱毛した。

16カ月位 脱毛部は再び発毛した。

現在は通院中

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